MR-1 1ビット・モバイル・レコーダーの最大の特長は、何といっても1ビット・オーディオでの録音、再生に対応している点です。SACD(スーパー・オーディオCD)で使われているDSD方式は、原音に忠実に録音できる点が大きなポイント。これまでのPCM方式も入ってきたオーディオ信号をアナログからデジタルに変換した時点でのデータは多くの場合、1ビットなのです。そのデータを16ビット44.1kHzなどのフォーマットにするために、さらにデータの間引きや補間などの処理をします。これに対して1ビット・オーディオでは、デジタルに変換したデータを1ビットのまま記録します。MR-1ではDSD(ダイレクト・ストリーム・デジタル)変換方式などの1ビット・オーディオに対応し、1秒間に300万回近くのデータ処理をリアルタイムに行います。原音の臨場感を、まるでその場の空気まで切り取っているかのようにまるごと録音します。左右のステレオ感のみならず、前後の奥行き感をも感じられる精緻な描写力。これまで誰も体験したことのない超高音質の世界を、ハンディなサイズで実現したMR-1。デジタル録音は、大きな一歩を踏み出しました。
MR-1は、高さ12センチのハンディ・サイズのモバイル・レコーダー。この中に20GBのハードディスクと、精緻な記録力、描写力を備えたパワフルなレコーディング・エンジンを搭載しています。かつてない臨場感で記録できる1ビット・レコーディングの用途はさまざま。大自然の臨場感をそのまま録音したり、かつてない再現性を活かしてバンドやオーケストラ、楽器の練習などにも最適です。また、MR-1は本体内に充電池を内蔵していますので、野外や電源の取れない場所での録音にも適しています。もちろん、長時間の録音やMR-1を据置型のレコーディング機器として使用する場合に便利なACアダプターも付属しています。さらに、MR-1にはステレオ・コンデンサー・マイクを付属。手にしてすぐにレコーディングを始めることができます。
MR-1はコンパクトなボディに20GBハードディスクを内蔵しました。最高音質(1ビット2.8224MHzステレオ)で約7時間、CDクオリティ(16ビット44.1kHzステレオ)では約30時間、MP3では実に200時間の長時間録音が可能です。
MR-1本体内に1,000個のプロジェクトを録音することができ、プロジェクト単位でのリネーム、デリート、プロテクトなどのファイル管理が簡単にできます。また、1プロジェクト内に100のマーク・ポイントを登録することが可能です。
1ビット録音/再生に対応したMR-1は、さまざまなPCMフォーマットにも対応しています。1ビット2.8224MHz DSDIFF、DSF、WSDのほかに、16/24ビット44.1/48kHzから24ビット96/192kHzまでのPCMや、24ビット88.2kHzや24ビット176.4kHzのPCM録音、再生もサポートしています。また、MR-1にはUSB端子を装備し、録音したファイルをパソコンへ高速転送したり、パソコンから音声データを読み込んだりすることができます。さらに、オーディオ・フォーマット変換ソフトウェア「AudioGate」をバンドル。1ビットからPCM、またはその逆へのフォーマット変換や編集をすることができ、制作した音楽などのマスター管理などに最適です。さらに、リアルタイムPCM変換による1ビット・オーディオ・ファイルのプレビュー再生も可能です。また、DSDドメインでのカット編集やフェイド処理にも対応しています。1ビット・オーディオ、PCM間の変換、そして変換中のリアルタイム再生、DSDドメインでの編集機能を実現したコルグ・オリジナルの「AudioGate」。この「AudioGate」を使えば、1ビットで録音し、出力メディアに合わせてファイル変換を行うマスター管理の新しい形「MRスタイル」が完成します。