1978年の発売以来、シンセサイザーの歴史、すなわちコルグの歴史の中でもひときわ輝ける名機「MSシリーズ」が20年以上の歳月を経て、MS2000B/MS2000BRとして復活。このMS2000B/MS2000BRの音源部にはDSPによるアナログ・モデリング・システムを搭載。Prophecy、Z1、ELECTRIBEシリーズで大絶賛を受けているアナログ・モデリング・システムにさらに磨きをかけ、どんな音色でもDSPならではの驚異的な音圧を誇ります。また、音作りの主要なパラメータを全てパネル上に配置し、ツマミとスイッチによるリアルタイムで自由度の高い音作りが可能、まさに音を創るためのシンセサイザー。
この驚異的な出音の良さを誇るMS2000B/MS2000BRのシンセサイザー・プログラムにはSingle/Dual/Splitの3つのモードがあり、2つの音色(ティンバー)を重ねたり(Dual)、鍵盤の位置によって音色を分けたり(Split)することができ、音色変化を組み合わせるなどして複雑な効果を演出。これらのモードは図のようにティンバー、エフェクト、アルペジエータで構成されています。
オシレータ部は2つのオシレータとノイズ・ジェネレータで構成。オシレータ1は、ノコギリ波、パルス波などの基本的な波形からVoxWave、コルグDW-8000に代表されるDWGS(Digital Waveform Generator System)など、8タイプのオシレータ・アルゴリズムの中から選択可能。オシレータ2では3タイプの波形(ノコギリ波、パルス波、三角波)が選択可能で、オシレータ1とのデチューンの設定はもちろん、オシレータ・シンクやリング・モジュレーションなどの変調をかけて使うことができ、複雑なサウンドを作成することができます。
アンプ部では音量、パンの設定に加え、ディストーションのON/OFFを設定可能。ディストーションをオンにすることによってソフトな音色でも歪んだ鋭い音色に変化。
音色を構成するパラメータに時間的な変化を与えるEG(Envelope Generator)は、使いやすいADSR(Attack、Decay、Sustain、Release)の4つのパラメータで構成。また、音色を構成するパラメータに周期的な変化を与えるLFO(Low Frequency Oscillator)は4タイプの波形を選択可能。
コルグ・シンセサイザーの名機、PSシリーズやMSシリーズに搭載していたパッチング機能をシミュレートした“バーチャル・パッチ機能”を搭載。EGやLFOだけでなく、ベロシティや鍵盤を弾く範囲(キーボード・トラック)等をモジュレーション・ソースとして、ピッチやノイズ・レベル、パンなどのパラメータにモジュレーションをかけることが可能。
MOD SEQUENCE機能は、従来のアナログ・シーケンサーのCVコントロールのように、音色パラメータに時間的変化を与えます。パネル上の28個のパラメータの他にピッチ及びステップの長さに時間的変化をかけることができ、各ステップの値はパネル上のノブでエディットすることが可能。