ミュージック・ワークステーションの本分は、楽器としての側面だけではなく、閃いた曲想を直感的な操作でいかに素早く曲として仕上げるかという点もあります。
M3では、新たにドラム・トラック機能を搭載。これは限られた時間で楽曲制作を行う必要がある場合などで、簡単に楽曲のアウトラインを構成するときに便利な機能。M3本体内蔵またはユーザーが作成したパターンを選び、キーボードの任意のエリアや、設定値以上のベロシティなどでパターンをスタートさせたりすることができます。これにより、楽曲制作のメモ作りから、リアルタイム・パフォーマンスなどでも威力を発揮します。
また、リサンプリングやイン・トラック・サンプリングなど、プログラム、コンビネーションなどのモードを越えた様々なシチュエーションからサンプリングをすることができるオープン・サンプリング・システムを採用。タイム・ストレッチ、タイム・スライスなどの豊富なエディット機能で自在なサンプル波形の加工が可能です。楽曲制作の要となるシーケンサーは、わかりやすい16トラック仕様。最大128ソング、210,000ノートを記憶可能。しかも、分解能は1/480の高精度により、プレイヤーの細やかな演奏表現も逃さずキャッチします。また、名機TRITONシリーズから採用され、定評のあるキュー・リスト機能により、楽曲を部分ごとに制作することも、完成した楽曲をメドレー形式で再生させることもできます。さらに、OASYSでも採用し、世界中のトップ・アーティストから絶賛を浴びたKARMAも搭載。最大4基のKARMAモジュールを使用でき、重層的で複雑なテクスチャー作りや、様々な楽器表現に適した自然でナチュラルなニュアンスの演出など、あなたの音楽脳を強力にサポートします。プログラム&ドラム・トラック、コンビネーション&KARMAなどの演奏は、オート・ソング・セットアップ機能により、簡単な操作で、レコーディング可能。曲制作の核となるベーシック・トラックをすばやく制作することができます。
M3は、ミュージック・ワークステーションとしての高い完成度だけではなく、コンピュータとの親和性の高さも大きな魅力です。M3とコンピュータをUSB接続し、バンドル・ソフトの「M3 Editor」を使用すれば、パソコン上での音色編集や各種設定をすることが可能。また、「M3 Editor」にはプラグイン・バージョンもありますので、DAW上のプラグイン・インストゥルメントのように扱うこともできます。
さらに本格的な楽曲制作のシチュエーションで威力を発揮するのが、コルグからの新提案「バーチャライズド・ハードウェア(Virtualized Hardware)」。オプションのEXB-FW Firewireボードを装着すれば、Firewireケーブル1本でM3のオーディオ信号もDAWのプラグインが起動しているトラックに送ることができ、まさにプラグイン・ソフトウェア・インストルメントを起動しているかのような扱いが可能です。さらに一歩踏み込んだ統合環境を構築することが可能となり、ソフトウェアの制作環境にハードウェアの信頼性をプラスすることができます。しかも、Firewire接続による低レイテンシーを実現しました。
USBあるいはMIDIケーブルでM3と接続したPC上のソフトウェアやハードウェア・シンセサイザーなどをコントロールできるMIDI Controller機能を搭載。M3に搭載している8つのスライダと8つのボタン、8つのパッドがMIDIコントローラとしてトータル128個のセットアップを保存・管理できます。もちろんあらかじめKORGLegacy Collectionをはじめとした有名なソフトウェア・シンセサイザーやDAWソフトウェアのセットアップ・プリセットを多数搭載しているので、スピーディーなソフトウェアのリアルタイム・コントロールが可能です。