コルグ独自のボイシング・テクノロジーで磨き上げた256MbyteのPCMソースを徹底的に利用した、新開発の音源システム「EDS」を採用。1,032種類のマルチサンプル、1,606種類のドラム・サンプル、4段階ベロシティ・スイッチ/クロスフェード/レイヤー、ステレオ・サンプリング等による広範かつ高品位、そして緻密な表現力は、シンセサイザー・サウンドの新たな可能性をオシレータ段階で拡大しました。
また、サウンド・メイキングの核心のひとつでもあるフィルター・セクションは、1オシレータにつき2系統のフィルターを同時使用可能、フィルター・タイプもロー・パス、ハイ・パス、バンド・パス、バンド・リジェクトの4種類を搭載。アンプ・セクションには、サウンドのエッジ感や質感を与えるドライバー回路を搭載しました。
最終的な音の質感を演出するエフェクト・セクションは、最大5基のインサート・エフェクト、2基のマスター・エフェクト、1基のトータル・エフェクトを搭載。ディレイ、リバーブはもちろんのこと、コーラス、フェイザー、フランジャーなどのモジュレーション系、コンプレッサーやリミッターなどのダイナミクス系、さらにコルグ独自のモデリング技術「REMS」によるアンプ・モデリングなど、音にこだわるコルグならではの高品位エフェクトを170種内蔵しました。プログラム、ドラム・トラック、16ティンバー/トラックには、独立した3バンドEQを装備し、きめの細かい音質補正が可能です。さらに、異なるモジュレーション・エフェクト間で共通して使用できるコモンLFOを2基搭載し、例えば異なるティンバーに使用しているフェイザーとフランジャーのうねりの周期を、ひとつのコモンLFOを使い同期させることなど、奥の深いエフェクト演出をすることができます。もちろんオルタネート・モジュレーション機能やエフェクト・ダイナミック・モジュレーション機能も搭載しているのでより幅広い音色変化やエフェクトのコントロールができます。
サウンドの新しさのみならず、コントロール環境にもコルグからの新たな提案があります。
M3ミュージック・ワークステーション/サンプラーの膨大なパラメータを見やすく、分かりやすく表示するディスプレイは、320x240ドットの大画面。しかもクリア・カラーLCDを採用し、視認性と操作性がさらに高まりました。そして、ディスプレイをまるでKAOSS PADのように音色変化をリアルタイムにコントロールできる、X-Yコントロール機能を搭載。これは、音色やエフェクト・パラメータなどをX軸、Y軸にアサインし、それらのパラメータをリアルタイムにコントロールすることができます。また、X-Yコントロール操作時は画面のカラーが指の動きに応じて変化させることも可能。
あのOASYSにも搭載の8マルチ・パッド、8つのスライダーやスイッチによるコントロール・サーフェスをM3でも装備し、ドラムなどの発音はもちろんのこと、ユーザーが任意に設定できるコードの発音や、KARMAを使ったリアルタイム・パフォーマンス、トーン・アジャスト機能を使ったシンセサイザーとしての操作性、表現力をさらに高めます。このほかに、使いやすい新設計のジョイスティックや、サウンドの細かなニュアンスを表現するときに便利なリボン・コントローラーを装備しました。