・M50を最初に見たときの印象は? ・音の印象は?好きなプログラムは? ・気に入っている機能は? ・M50をどう使いますか?
日本でもアメリカでも、コルグはすごくいい音と言われている印象があります。わたしも今までもツアーやライブでTRITONやOASYSを使ったりしていました。このM50は、シンプルでモダン、タイムレスなルックスですね。丸いボタンもかわいい。わたしはもともとクラシックから始めてシンガー・ソングライターになったので、ずっと生ピアノを弾いていて、88鍵がマスト。そしてピアノやウーリー系の音色がメインなんです。M50の88-keyモデルは音色のボリューム感も鍵盤タッチもいいですね。M50の音色では、A000 M50 Grand PianoとA055 Master Wurly EPが気に入っていて、1月末のAppleStoreのライブではM50一台で、この音色でパフォーマンスをしました。去年、Shing02のツアーに参加させてもらって、いろいろなところで演奏することによって、クラブとか野外とかで音質も変わってくることがわかってきて、響きや楽器の音の良さとはどういうものかなど、耳がよくなったように思います。安心して使える楽器は、ツアーでも心配ないし、演奏に集中できるのがいいです。
今、新しい日本語のアルバムを制作中で、ファースト・アルバム『Curious Creature』の日本盤は、日本語のボーナス・トラックも入れたものになる予定です。アメリカ、日本と飛び回っていますが、M50は、どこにいてもすぐに曲作りができて、ライブもできて…安心感がある、そういうパートナーみたいな存在になってほしいですね。
*Emi Meyer :独特の詩とソウル・ヴォイスが印象的な注目の女性シンガー・ソングライター。ソロ活動のほかShing02とのコラボレーションや、Jazztronikのプロジェクトなどにも参加。アルバム『Curious Creature』をiTunesで全世界にリリースし、日本ではジャズ・チャート1位デビュー。日本盤のCDはPlanktonから2009年4月末発売予定。
原点回帰といったイメージで、見た瞬間にワークステーションの名機M1を思い出しました!
真っ黒なボディがすごくスタイリッシュで、触った感じもM3ミュージック・ワークステーション/サンプラーの良いところを継承しつつ、よりステージングに適した作りになっているのが良いですね!
新しいモデルが出るとやっぱり最初に気になるのは鍵盤系の音色です。プログラムA000 M50 Grand Pianoはより重みのある音色、特に中音の響きはさらに生ピアノに近づきましたね。これはライブはもちろんスタジオ・ワークでも重宝する音になりそうです。エレピのA002 Pan Suit EP1 SW2,Knob1も、違うスイッチングで1つ1つ サンプリングしてるところなんかはコルグ開発チームのマニアックさ?いやいや気合いの入り具合が伝わってきます(笑)機能もほとんど言うことなしで気に入ってます。
早くライブで使いたいですね。気に入った音色が実際にライブ会場でどういう風に響くのか?無骨な黒いボディがどう写るのか?楽しみです!!
最近のコルグ製品に見られる操作パネルの傾斜は操作性的にも優れていますが、デザインとして個性的で、なんだか期待させられますね。(笑) またボタン類が光っているのも暗いライヴ会場の操作に便利で、特にジョイスティックの光は現代的で素敵です。あと、質量が非常に軽いのがとてもうれしいです。あんまり軽いと音も軽いのではという疑いを持ちそうですが(笑)、どのカテゴリーの音色も音成分がナチュラルで温かくしっかりしていると思います。
好きな音色は具体的にプログラムをあげると……A026 SG-1D New PianoやA032 M1 Pianoは過去の製品のおいしい独特の中音のハリを残しつつ、なおかつバランス良く弾きやすくなっていると思いました。またA003 Rich Tea E.PianoやA046 Wah Panning E.Pianoといったフェイザー系の程よいエフェクターのかかり具合と左右への振れ方はかなり気持ち良いです。ブラス・セクション系はどれも程よく柔らかでなおかつインパクトのあるものばかりなのですが、特にB092 SFZ Brassはオールマイティに使い良いです。あとB096 Trombone Duoはカウンター・ラインとして使いやすく、B106 Brass droit/fall Hitは面白いですね。ドラム系もみんな暖かく音が太いです。特筆にすべきは、E087 Conga Variation Kit。音がとても生っぽくフラムのサンプルまで入ってます。E082 Rap/Gospel Kitは使える声ネタがそろってます。
機能として面白いのはドラム・トラック機能ですね。グルーヴ練習、一人ライヴ、一人サポートといろいろ使えます。簡単にこんなすごいリズムがすぐに出せるのはこのM50ぐらいじゃないですか。
このM50はライヴはもちろん、レコーディング、自宅制作とかいろんなシーンで使いたいですが、特にコンサート・ツアーの大きいステージでパネルが光ってるのを見たいですね。
すごいね。よけいなものがついていない製品が出たっていう感じ。最初見たとき当時買ったM1を思いだしました。ボタンもM1を彷彿とさせて、サイズがもっとコンパクトになった感じがするね。
音は、使いやすい音がいちばん最初にはいっているのがいいね。今使っているのはM50-88なんだけど、ピアノの音色と鍵盤のタッチがよくて、弾いたときの音の出具合がとてもいい。エレピのプログラムA002 Pan Suit EP1 SW2,Knob1は、高域、中域、低域のバランスがいいんだね。エレピの中域の音をちゃんと出すって難しいんじゃないかと思うけど、これはよくできてる。中域がないと、ソロをとった時にアタックと低い方の音ばかりで、ただカタカタいうような感じでつまらない。コルグのキーボードはいつもアンサンブルで演奏するときに映える音だなと思っていたけど、僕は、ピアノでソロを弾くことも多いし、このM50ではぜひソロを弾きたい感じだね。
やっぱり、キーボードって鍵盤を弾いたときどう音が出るかが重要なんだよね。M50-61の新しいセミ・ウェイテッドの鍵盤の感触も、もっとこれから試してみたいね。
M50を弾いてみて感じたことは、M50って本当に弾くことを大切にして作られた楽器だということ。コルグは創業45年を超えた会社だけど、50周年になっても、ずっと長く使える楽器のように思う。僕は弾いてこそ楽器だと思うんだけど、そういう意味ですごく愛着をもって長く使える楽器だね。
これからはM50をライブ・ステージのメインの楽器として使って行きたい。今度横浜のジャズ・プロムナードというイベントで、和太鼓も入ったかなり音の大きいシチュエーションでやることになるから、そういうところで弾くのが楽しみだね。
