当時サンプラーがブームになり各社からサンプリング・キーボードやラックが発売されたが、サンプリングするだけでなく、さらにその音をシンセサイザーのパラメータで加工するところまでできたのがこのDSS-1。
音源作成プロセスは、サンプリング、倍音合成、ハンド・ドローイングの3つの方法があり、さらにトランケート、リバース、リンク、ミックス、ビュー/エディット・サンプル・データの5つの方法で音源素材をエディット。波形は最大16スプリットで鍵盤に割り当てられ、自在な設定が可能。
DSS-1は作った音源を本体に16種類までメモリー可能。この音源を素材にOSC1とOSC2の2系統オシレータにそれぞれ1つずつ選び、それに対してVCF、VCA、EGなど各パラメータで音色エディットを行う。そのパラメータの中にはサンプリングされた音を有効に加工するための特有なものがあった。たとえば、VCFは-24dB/Octのものを搭載していたが、「切れが良ければ良い」ではなくゆるやかなカットも行えるように-12dB/Octに切り替えられたり、また既製の楽器音の再生に有効なベロシティやキーボード・トラックでのEGのタイムのコントロールができる機能などである。
また、それまでのシンセサイザーのディスプレイは7セグメントLEDによってプログラムやパラメータのナンバーを表示するだけだったが、この機種以降はLCD(液晶)になり、プログラム・ネーム等を自由に付けられるようになった。
また、サンプリングしたデータをさらにコンピュータ上で詳細にエディットできるエディット・ソフトImagine(その後バージョンアップし、Imagine 2となる)、メモリー、SCSIポートを追加するレトロフィット・キット、サンプリング素材集のCDなど、多くのオプションも発売。
1987年6月には、DSS-1のメモリー等の仕様をアップさせたDSM-1デジタル・サンプリング・モジュール(¥348,000)を発売。
DSS-1と同時にステージ・ピアノのSG-1D、リズム・マシンDDD-1といずれもサンプリングの手法を採り入れたり活用できるモデルを発売し、話題となりました。
また発売直前の同年4月には社名を京王技研工業株式会社からからブランド名と同じ株式会社コルグへ変更し、現在に至っています。
| 1963 | ドンカマチック |
| 1970 | 試作一号機 |
| 1972 | Traveler F-1 / VCF / Mr. Multi |
| コルグ | |
| 1973 | miniKORG700 |
| 1974 | 800DV |
| 1975 | WT-10 |
| 900PS / SB-100 | |
| 1976 | PE-2000 / PE-1000 |
| 770 | |
| 1977 | M-500 / M-500SP |
| PS-3100 / PS-3200 / PS-3300 | |
| 1978 | MS-10 / MS-20 / MS-50 |
| SQ-10 / VC-10 | |
| SE-500/SE-300 | |
| 1979 | Σ / Λ / Δ |
| X-911 |
| 1980 | CX-3/BX-3 |
| TRIDENT | |
| LP-10 | |
| 1981 | Mono/Poly |
| Polysix | |
| 1982 | POLY-61 |
| SDD-3000 | |
| 1983 | POLY-800 |
| SAS-20 | |
| 1984 | RK-100 |
| DW-6000/DW-8000 | |
| 1985 | DT-1 |
| 1986 | DSS-1 |
| SG-1D/SG-1 | |
| 1987 | CONCERT C-7000 |
| DT-1pro | |
| 1988 | M1 |
| A3 | |
| 1989 | T1/T2/T3 |
| 1990 | WAVESTATION |
| A5 | |
| 1991 | 01/W FD |
| SoundLink | |
| 1993 | G1/G2/G3/G4/G5 |
| X3 | |
| i3 | |
| 1994 | X5 |
| WAVEDRUM | |
| 1995 | Prophecy |
| TRINITY | |
| PX1T | |
| 1996 | WT-120調べ |
| N364/N264 | |
| 1997 | D8 |
| 1999 | ELECTRIBE・A/R |
| TRITON | |
| KAOSS PAD |