コルグ・ミュージアム

コルグ・ミュージアム - 60's
試作1号機
ドンカマチック
40年の長きに渡りユニークな電子楽器を開発しているコルグ。特にその名はシンセサイザーの代名詞ともいえるほど。海外のムーグ・シンセサイザーがほとんど唯一のシンセサイザーであった時代に、それとは異なる独自の機能まで有した革新的電子鍵盤楽器「試作一号機」。外観からもわかるとおり、この試作一号機は新しいタイプの電子オルガンという開発コンセプトで作り始められる。

49鍵の2段鍵盤のアッパー側がモノフォニック、ロワー側がモノフォニックに加えポリフォニックで発音。さらにアッパー側では2つの鍵盤を同時に押さえるとその中間音が出る。これにより、たとえば隣り合った2つの鍵盤を押さえると1/4音(クォーター・トーン)が出せたり、組み合わせ次第でもっと微妙な中間音まで出すことができた。

アッパー側は基本的にはプリセット・プログラムから音色を選択して使用。26音色プリセットしてあり、その中にはピアノ、クラリネット、バイオリンなどの音色に混じって尺八や三味線という和楽器の音色やA、I、U、E、Oという人の声の母音が出せる音色が含まれていた。また、ポルタメントもかけられた。

ロワー側は、7つある基本音色(シンギングと呼ばれた持続系3種、ブラス系1種、パーカッション系3種)から1つを選んで“トラベラー”*で加工するというオリジナルなサウンド・メイキングができる仕組み。

そのころ成熟期を迎えようとしていた電子オルガンは、音色や機能の数の勝負に走っているように思いました。

電子の助けを借りるからには、単に数の勝負ではなく、もっと大事なこと面白いことができるのではないか、それにはもう一度黎明期の電子楽器に立ち帰り、微分音やポルタメントなど単音楽器でしか出来ない特徴を引き出し、一音だけのために集中的にエネルギーを注入したらどうかと思ったのです。特に、尺八、三味線、人声は一番こだわった音色で、ノンリニア合成などの手法で実現しました。(開発者 三枝現監査役・談)

コーラス、ビブラートなどのエフェクトを内蔵し、現行機種にも引き継がれているジョイスティックも搭載。、現在の形に通じるシンセサイザーがすでにこのときコルグで誕生していたのです。

さらにその後、この中身を発展させ、オルガン機能を重視したコンボ・オルガン・通称デカコルグ(商品名KORGUE)と、主に音色合成機能を重視したシンセサイザー・ミニコルグ700に分化して商品化。それらのモデルにもトラベラー、シンギング・パーカッション等、試作機一号機に搭載していたコルグ独自の仕様やネーミングはそのまま受け継がれました。


 
 


1963 ドンカマチック

1970 試作一号機
1972 Traveler F-1 / VCF / Mr. Multi
コルグ
1973 miniKORG700
1974 800DV
1975 WT-10
900PS / SB-100
1976 PE-2000 / PE-1000
770
1977 M-500 / M-500SP
PS-3100 / PS-3200 / PS-3300
1978 MS-10 / MS-20 / MS-50
SQ-10 / VC-10
SE-500/SE-300

SD-400/SD-200

1979 Σ / Λ / Δ
X-911

1980 CX-3/BX-3
TRIDENT
LP-10
1981 Mono/Poly
Polysix
1982 POLY-61
SDD-3000
1983 POLY-800
SAS-20
1984 RK-100
DW-6000/DW-8000
1985 DT-1
1986 DSS-1
SG-1D/SG-1
1987 CONCERT C-7000
DT-1pro
1988 M1
A3
1989 T1/T2/T3

1990 WAVESTATION
A5
1991 01/W FD
SoundLink
1993 G1/G2/G3/G4/G5
X3
i3
1994 X5
WAVEDRUM
1995 Prophecy
TRINITY
PX1T
1996 WT-120調べ
N364/N264
1997 D8
1999 ELECTRIBE・A/R
TRITON
KAOSS PAD

 
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