

フルートやクラリネットのように管の長さを変えられる管楽器のチューニングは管自体の長さを変えて行ない、吹き方で微調整します。
楽器から音を出してみて、チューナーのメーターで楽器の音が低いと表示されたときは管の長さを縮め、音が高いときは管を引き出して管を長くします。このとき管を少しだけ長くした状態にしておいてからチューニングを始めると、音程の高低を調整しやすくなります。
しかしどちらの楽器もロング・トーンが安定しないとなかなか正確なチューニングは行えません。特にフルートは長い時間ブレない音程を出し続けるのはプロでも簡単ではないため、チューニング自体がロング・トーンの練習にもなります(初心者の場合はどの楽器でもチューニングがロング・トーンの訓練になりますね)。
木管楽器をチューニングする音名は合奏の形態によって異なります。ほとんどの場合、ブラス・バンドなどのアンサンブルでは「B♭」、オーケストラなどでは「A」となります。
※チューナーのメーターの見方などはチューナーの超基本(
第3回:チューニングの仕方 基本と弦楽器編)をご覧ください。
フルートはC管楽器です。一般的なクラリネットはB(ベー)管楽器で、楽譜の「ド」の位置に当たる音がピアノの場合の「シの♭」になります。
| 楽器名(略号) | 入門者が習うときに使用する音部記号 | 譜面上の「ド」で実際に鳴る音 |
| フルート(Fl) | ト音記号譜 | C |
| クラリネット(Cl) | ト音記号譜 | B♭ |

フルートやチューバなどの管楽器は長らくチューナーを使ってチューニングすることが困難な楽器でした。楽器の端(音の出口)あたりにコンタクト・マイクを付けチューナーと接続すればチューニングはできますが、楽器をちょっと動かすとマイクがチューナーを引きずったりコードが絡まったりしてしまうこともあり、特に横向きに構えるフルートはチューナーを使ったチューニングがしにくい楽器No. 1でした。
この問題を解決しフルートやチューバなどの楽器のチューニングのストレスを解消するのがワイヤレス・チューナー
Wi-Tuneです。

コルグWi-Tuneは電波でチューナー本体とトランスミッター(コンタクト・マイク)を結んでいるため楽器とチューナーが離れていてもチューニングでき、また大きく見やすいメーターで精度の高いチューニングを行えます。
「でも、楽団のみんながWi-Tuneを持っていたらどうなるの? 隣の人の音と自分の音が混ざったりしない?」
ご安心ください。Wi-Tuneは送信機と受信機を同じIDで管理しています。異なるIDの電波は受信しませんので、100人のオーケストラでも人の音が自分のチューナーに入り込むことは滅多にありません。
さらに、クラリネットなどの場合、チューナーを譜面台に置けば目線を下げずにチューニングすることができるようになります。文明の利器を上手に取り入れてさらなる演奏力の向上を目指したいですね。